次につながる面白さ

競走馬のコンサイニングの仕事もボチボチ始まり、新馬のフレッシュさに緊張の毎日です。
競走馬になるサラブレッド達は、繊細でアグレッシブな子が多いので、初めは馴化の作業をメインに進めていきます。
これからの時期、身体が早熟な彼らは、頭が子供のままどんどんと力を付けていきます。
そんな彼らに一目を置かせる!ここが、我々人間の腕の見せ所になってくるんだと思います。

人がいる→人を意識する→人を認識する→人とのコミュニケーションへと繋げていきます。
色々なアプローチを仕掛けて、バタバタとする馬に対して、何に反応しているのか、これは動かなくてもいいものなのか、動くべきものなのか、どうするべきかしっかり馬に考えさせます。
何に反応しているのか…視覚なのか、音なのか、感触なのか…
馬も考え出すと、人に対してもどんどん意識が向いてきます。
目をむきながら(笑)必死に考えます。
これが、日々の積み重ねで、目をむかなくとも(笑)リラックスして人の指示を受け入れられるようになるんですから、面白いです。
とはいえ、そこに行くまでは、まだ先ですが…
怪我をせずに、今シーズンも競りに向かっていきたいものです。

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さて、我が家には白いポニーが2頭きました。
女の子と男の子です。父ちゃんと娘の関係だとか…?
名前が無かったので、女の子には「ミルク」、男の子には「プック」という名前を、子供たちと考えて付けました。
ミルクは大人しいですが、プックは人にあまり慣れてない?ので、これから仲良く付き合っていくために、さわり始めました。
昨日は捕まえるのにてこずりました(笑)
捕まえた後は、人をしっかり認識するように、がっつり意識をとりました。
そのため、今日は放牧地に入るなり、ガン見状態www
そして昨日とは打って変わって、即捕獲!
が、裏掘りをしようとするも、またてこずりました(笑)
なんとか爪を切りたいんですけどね。…いつになるかな。
馬が納得してやってくれる、やらせてくれることが、次の日に繋がると思うので、ちょっとずつですが、人に寄り添えるようになるといいと思っています。
もうこのやりとりがたまらなく面白かったりするんです。

サラブレッドもポニーもそれぞれが必死に考えてる姿は何とも言えません。
それが次に繋がる面白さが、私たちが馬を続けられる力になっているかなと。
私たちも馬が好きだから続けているというより、馬が面白いから続けているような気がします。
馬が好き…だけじゃなく、馬が面白いと一緒に思ってくれる方が増えてくれたらいいなと思います。

なんだか最近モチベーションが沸々と湧きあがってきている感じです。
ふふふ。