父シロメ

今まで凶暴認定されていた、我が家の牡ヤギ、シロメ。
事件があればネタにしてきました。
じゃないと、憎たらしくて仕方ありませんでした。(笑)
牧柵の中に入るときには、常に彼に警戒をしていました。

警戒心がとても強く、プライドも高く、そして何より強かった。

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ふとある日から馬房の中にひきこもることが多くなり、元気がないなと様子を見ていたんですが、あっという間に後ろ足がおぼつかなくなり、「まさか腰麻痺?」と駆虫をした時には、時すでに遅し。
麻痺の進行はおさまったようですが、すっかり後ろ足に力は入らなくなってしまいました。
それと共に、今までは近づく事もままならなかったのに、彼の気高いプライドはどこかへ行ってしまいました。
今まで出来なかった事。
人の手からエサをたべる。
人の持つバケツから水を飲む。
人に触られる。
今や、全部できます。
介護認定ヤギ…とてもかわいらしくなってしまったシロメです。
不謹慎かもしれないけれど、とてもかわいいのです。

うちに来てから、彼は19匹に遺伝子を残してくれました。
ポッポ、ウリ、バン、ビー、メロ、ゴンゴン、トニー、ナナコ、タイガ、サンちゃん、トナ君、ワニ君、ウサちゃん、クマ君、チーター、マロン、グラ、プチ、クリちゃん。(全てうちにいるときの幼名)
わお!
数えてビックリです(笑)

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キンちゃんとギンちゃんでヤギのかわいらしさを知った私たち。
シロメには、その先を…深みを教えてもらいました。
もう遺伝子はきっと残せないけど、また違う付き合いのスタートです。
シロメの生命力に期待しています♪